【レビュー】Arccos Caddie Link(アーコス キャディ リンク)を使ってみた

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Arccos Caddieとは

Arccos Caddieについては、以下の記事を参照のこと。

Arccos Caddie Linkとは

Arccos Caddieは、ショットの検知にスマートフォンのマイクを使用するため、プレー中にスマートフォンを左前ポケットに入れておく必要がある。しかし、最近のスマートフォンは筐体が大きく、スイングするにも歩くにも邪魔になる。Apple Watchによるショット検知にも対応しているが、電池の消耗が激しく18ホールのプレーが終わるまでApple Watchの電池が持たない。
これまではスマートフォン用のベルトポーチを使うくらいしか、この問題を解決する方法が無かったが、ベルトにポーチを取り付けるのはビギナーっぽくてあまり好きではない。

この問題を解決するのがArccos Caddie Linkである。Arccos Caddie Linkは縦6センチ、横3.5センチ、 厚さ1センチ(クリップを含めても2センチ弱) で、スマートフォンと比べて非常に小さく、プレー中に身につけていても全く邪魔にならない。
当初は日本国内で購入することができなかったが、本家Webサイトが日本国内への発送に対応したため、購入から商品到着まで2ヶ月くらいかかって、なんとか入手することができた。

Arccos Caddie Linkの使い方

Arccos Caddie Linkは、スマートフォンアプリとBluetoothで接続して使用する。アプリでラウンドを開始する画面でショット検出モードを選択する際、ペアリングが完了していればLinkを選択してラウンドを開始できるようになる。ラウンドを開始してしまうと、途中でショット検出モードを変更することはできないようだ。
Link本体は、スマートフォンと同様ズボンの左前ポケットに取り付けることが推奨されている。ベルトの左腰に取り付けても構わないが、Link本体にウェアが被さると検知精度が落ちるので、冬場など上着を着る季節は注意が必要だ。
ちなみに、グリーン上でLinkのボタンを押すと、その位置がピン位置として記録されるようだが、その機能は利用したことがない。

Arccos Caddie Linkを使ってみた感想

Arccos Caddie Linkのショット検知率

2020年12月にLinkを入手して7回ほどプレーしてみたが、当初は取り付けるべき正しい場所を確認せず、ベルトの右腰に取り付けて上着を着ていたため、ショット検知率は0%に近かった。
その後Linkの取り付け位置を左ポケットに変更してからは、ほとんど100%ショット検知できるようになった。正しい位置に取り付けさえすれば、スマートフォン本体での検知より検知率は高いと思う。

Arccos Caddie Linkとスマートフォンの連動

ショット検知にLinkを選択すれば、プレー中にスマートフォンを持ち歩く必要がなくなるので、カートに積んだ小物入れにスマートフォンを入れてプレーしてみた。
ホームコースではカートのフェアウェイ乗り入れが可能であるため、基本的にカートから大きく離れることが少ないので問題は起こらないのだが、他所のゴルフ場でキャディー付きでプレーした際は、カート(に積んだスマートフォン)と遠く離れた時点でLinkとの接続が切れて、その後のショット検知ができなくなっていた。

プレー中にスマートフォンとのペアリングが解除された場合は、LinkがスマートフォンとのBluetooth圏内に戻っても自動的に再接続されなかった。また、手動で再接続しても、接続が解除されている間のショットデータがアプリに表示されないので、Linkにはショット検知データを保存する機能は無いと推測する。接続が解除されている間のショットデータはアプリの画面で手入力する必要がある。

Arccos Caddie Linkの電源について

Arccos Caddie Linkは、電源がオンになっているかどうかよく分からない。ボタンはひとつしかなく、電源がオンの時はLEDが光っているはずだが、電池切れの状態を電源オフと勘違いし、プレー前夜にLinkを充電したものの、充電器から外してゴルフ場に着くまでに放電してしまい、電池切れでプレーに使えなかったことがあった。(持ち運びの間、LEDは消灯していた)

Linkの電源がオンになっていると、アプリを起動した際にプレー開始画面のショット検知モードでLinkが選択可能になるので、その後はアプリの画面で電源オフを確認するようにしている。

Arccos Caddie Linkの紛失について

Linkをベルトに取り付けた場合は、ちょっとやそっとでベルトから外れて落ちてしまうことはなさそうだが、左ポケットに取り付けた場合は、よほど生地が厚手のウェアでない限り、プレーや移動中に何かがちょっと当たった時の加減でLinkがポケットから外れて落ちてしまう。
実際に私も2、3回Linkを落としている。気づかずに落としてしまうと、広いゴルフ場でLinkを探すのは困難なので、携帯ストラップ等を活用して紛失対策をお勧めする。

Arccos Caddieを利用するスタイルの変化

何度かの失敗を経て、ゴルフ用のスマートフォンを用意して持ち歩くスタイルに落ち着いた。元々、機種変更で使わなくなったiPhone7に傾斜計アプリをインストールして、練習ラウンドでグリーンの傾斜を測っていたのだが、これにArccos Caddieアプリをインストールして使ってみたら、SIMカードが挿さっていない(インターネット通信ができない)状態でもショットの検知ができたので、これをプレー中に持ち歩くことにした。スマートフォンを左前ポケットに入れておく必要がないし、iPhone11に比べれば大きさも重さも許容範囲と思うことにしている。
Arccos Caddieアプリでコースデータをダウンロードする時はインターネット接続が必要なのだが、自宅等Wi-Fi環境下で事前にダウンロードしておくか、プレー直前であれば一時的にテザリングを利用する必要があるが、プレー中はLinkとのBluetooth接続さえ維持されていれば問題ないようだ。
ショット検知データは一旦スマートフォンに保存され、インターネットに接続することによってArccosのクラウドに連携されるようなので、他の端末でも同じアカウントでログインすればプレーデータを参照することが可能になる。

まとめ

Arccos Caddie Linkを使うことによって、スマートフォンを左前ポケットに入れておく煩わしさからは解放されるものの、スマートフォンをカートに置いたままで確実にショット検知ができるところまでは実現できていない。Linkが大きくなってしまっては本末転倒だが、機器単体で少なくとも9ホール分の検知データを保存できるようになれば、大幅に使い勝手が改善すると思う。

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