ゴルフで使用する距離計の選び方

ツール
この記事は約5分で読めます。

ルール改正により競技でも距離計の使用が認められ、各社から様々な製品がリリースされていることもあり、10年前と比べると距離計を使ってプレーするのが当たり前の状況になりつつある。
距離計には大きく分けてレーザー距離計とGPS距離計があるが、どちらを選択すればよいか参考になれば幸い。

今桐 彰宏
今桐 彰宏

手軽さを重視するならGPS距離計、正確性を重視するならレーザー距離計がお勧め

私が使っているのはこれ

【送料無料】【日本正規品】Bushnell golf ブッシュネル ゴルフ用レーザー距離計 ピンシーカー プロ XEジョルト

GPS距離計とは

GPSシステムを利用して現在位置を特定し、予め登録された地点までの距離を表示する機器で、機器にも様々タイプがある。
スマートフォンに予め装備されているGPS機能を利用するアプリタイプ、スマートウォッチを含む腕時計タイプ、専用の機器を使用するタイプには距離表示のみの製品からコースレイアウトを表示できる製品やボタンを押すと音声で距離を教えてくれるだけのものもある。
GPS距離計を販売する会社が、コース内に登録した地点のデータも併せて提供していて、会社によって収録しているゴルフコースの数や、コース内に登録してある地点の数も異なる。
ゴルフのプレーにおけるGPS距離計のメリットとデメリットは、以下のとおり。

GPS距離計の良いところ

小型で携帯しやすい

スマートフォンアプリやコースレイアウトを表示するタイプの機器は、それなりのサイズになるものの、レーザー距離計よりは小型で携帯しやすい。スマートウォッチタイプやキャップにクリップで取り付けできるタイプであれば持ち歩くということすら意識する必要がない。

天候に左右されずに使える

GPS距離計は、GPS衛星からの信号を機器がキャッチできれば利用できるため、実用レベルでは天候に左右されずに利用できる。GPS距離計がレーザー距離計より大きく優れているのは雨の日でも問題なく利用できるという点。

目標が見えなくても距離が測れる

GPS距離計は、機器の現在位置と目標として登録されている地点までの距離を計測するため、目標が見えていなくても距離が分かる。

目標までの距離がすぐに分かる

GPS距離計はプレー開始前に電源をオンにして、プレー中は常に現在位置を更新している。そのため、グリーンまでの距離をすぐに確認することができる。

GPS距離計のイマイチなところ

予め登録された地点までの距離しか分からない

GPS距離計は、機器そのもので目標までの距離を計測しないため、目標地点が予め登録されていなければ、距離を計測することができない。

距離が不正確

一般的なGPSの精度は、誤差10メートル程度と言われており、みちびきとの併用でも数メートル程度の誤差が発生する。一部のGPS距離計ではサブメーター級測位補強サービス(誤差1〜2メートル)を採用している機器もあるが、それでも現時点でレーザー距離計の精度には敵わない。
GPS距離計の精度は、機器がGPS衛星やみちびきからの信号を有効に受信できるかどうかに左右されるため、計測した時点の信号の受信状況が明確に分からないことも、計測結果の信頼性が低い要因のひとつ。

GPS距離計を選ぶ時のポイント

登録コース数(機種を選ぶ前にメーカーを選ぶ)

GPS距離計が利用できるコース数は機器を提供しているメーカーによって異なり、同一メーカーの機器であればどれを選んでも登録コース数に変わりはない。そのため自分がプレーする機会が多いコースが登録されているか事前に確認した方が良い。
同じコースが登録されていても、コース内の登録地点数が異なる可能性があるため、可能であれば購入前に機器を借りてプレーして事前に確認することをお勧めする。

参考サイト

レーザー距離計とは

レーザー距離計は、機器から対象物にレーザーを当てて距離を計測するため、機器の最大測定可能距離以内にあるものなら、距離計自身から見えるもの全てに対する距離を測ることができる。計測結果は機器から対象物までの直線距離で、GPS距離計が算出する地点間の水平距離とは異なる。

レーザー距離計の良いところ

どこでも使える

レーザー距離計は、ゴルフ場以外でも使うことができる。例えば練習場に目標として設置されている看板やグリーンまでの距離を測ることもできる。

正確な距離が分かる

メーカーおよび機種によって誤差のレベルは異なるものの、概ね±1ヤード以内の誤差で測定できる。精度は機種の性能に依存する。

レーザー距離計のイマイチなところ

雨の日は使えない

雨の日はレーザーが降っている雨に当たってしまい、正確に距離を計測することができない。何度か測れば対象物にレーザーを当てることができるかもしれないが、意図する対象物に当たったかどうかを確認する方法がないため測定結果の信頼性が著しく低下する。

持ち運びにくい

比較的コンパクトな製品もあるが、それでもポケットに入れてプレーするには大きすぎる。ベルトに固定できるポーチが付属する製品もあるが、カッコ悪いので使う時だけ持ち運ぶようにしている。そのため、プレー中に何度か置き忘れたことがある(幸い、無事に回収してもらって手元に戻ってきた)。

目標が見えないと計測できない

距離を計測するには機器からレーザーを目標に当てる必要があるため、林や斜面等で目標が見えない場合は、見える場所まで移動する必要があり、正確に距離が測れない。

また、GPS距離計のほぼすべての機種で計測できるグリーンのフロントエッジやバックエッジまでの距離は、レーザーを当てる目標物がないため正確に計測できない。

計測に慣れが必要

レーザー距離計は、スコープを覗いて目標を捉えてレーザーを当てなければならない。遠くのピンフラッグはスコープを安定させてレーザーを当てるのが難しく、ストロークの回数が多いビギナーは計測が億劫になるかもしれない。

機器が高い

最近では安価なレーザー距離計も販売されているが、それでも1万円台。安い製品は精度や使い勝手に不安がある。

参考サイト

コメント

タイトルとURLをコピーしました